「講座の作り方講座」開催レポート|セミナー内容も公開します

久しぶりの自主開催でのセミナー。講座の作り方講座を2019年9月23日に開催しました。
- 独学で作っていた講座づくりについて勉強したい
- 会社で講師を担当している研修の内容をブラッシュアップしたい
- 自分の仕事につなげる講座を作りたい
という要望にお応えするために今回の講座を企画しました。
講座は企画の時点で間違った作り方をしていると、その後の集客や講座の満足度に大きく影響します。
そんな失敗を回避するために講座の企画の立て方から構成までをしっかりお伝しています。
この記事の後半では、このセミナーでお話しした内容を記事として公開しました。
これから講座を開催する方はぜひ参考にしてみてください。
もくじ
セミナーでお話しした内容
講座のスライドの一部をご紹介したいと思います。
僕がセミナーを企画から設計をするときにしている考え方を今回の講座用に体系的にまとめました。
講座は「何を目的にして開催するのか」「誰をどのように変化させてあげるのか」という企画の部分。
その講座を「どう作ったら効果的に受講者さんの学びつながるのか」「どう作ったらその後の商品に興味を持ってもらえるのか」という構成の部分。
その2つに分けてお伝えしています。
いただいた感想
セミナーからのバックエンド販売につなげて収益を安定させたいが、バックエンド商品の構成やセミナーテーマをどういうものにすれば良いか悩んでいた。セミナー内容に加えて、セミナー構成も含めて参考になりました。事例やワークの使い方など、わかりやすかったです。インストラクショナルデザイン、チェックしてみます。バックエンドの商品開発、自分の強みの洗い出しからやり直します。
「満足度の高いセミナーが良いセミナーではない!」といのは目からウロコでした。受講者が一歩をふみ出すこと、行動を変えることができてはじめて良い講座になるというのはすごく納得!仕事でのプレゼンの機会が多いので、ストーリー作り、起承転結を心がけて組み立ての訓練をしようと思います。
今、担当している講座をより良いものにしたい。今やっている講座でどこが課題になっているのかわかった。
最後のメッセージ、落としどころをもっと明確に決めていく。企画書を記入し、今までよりも「目的」「テーマ」「構成」を明確に意識して講座を行う。
セミナーは、難しいものであるので、自分がどんなことができるかわからなかった。1人で考えるのは難しいけど、何か出来そうな気がします。起承転結シートを考える。自分がやりたいセミナーをイメージする。
講座を開催してみた僕が感じたこと
講座って企画から集客、中身の構成づくりから当日の運営、さらに本番後の受講者さんのフォローなどやることがたくさんあるんです。
やはり2時間の内容では全部お伝えするのは難しく、今回はとくに企画と構成づくりの部分をメインでお伝えしました。
今回の講座では会社で研修を担当している人。自分の仕事につなげるために講座を開催したい人。
自分の活動を広めていきたい人。などなどいろんな立場の方にお越しいただきました。
皆さんが今後開催される講座で今日の内容を活かして頂けることを楽しみにしています!
【セミナー内容公開】講座の企画と構成のづくりの具体的な流れ
ここからは、セミナーの中でお話しした内容を公開します。
個人が講座を企画して告知から集客、講座の作り方までをひと通り解説していきます。
(1)セミナーを企画する
セミナーの目的を考える
まずは何のために講座を開催するのかを明確にしておきましょう。
講座を開催する目的は、主に下記のどれかになります。
- 受講者の教育
- 自信の実績・経験づくり
- 見込み客を獲得するため
- 受講者に商品を販売するため
それぞての目的にあった講座の構成を作っていきましょう。
講座の企画を作る
講座を開催する目的が明確になったら次は企画に落としましょう。
企画では下記の内容を決めていきます。
- 対象
- 対象の悩み、願望
- セミナーを受けるとどうなるか
- 受講後にしてほしい行動
- 目標
まずは、誰のどんな悩み・願望を解決する講座になるのかを決めていきます。
そしてそのセミナーを受けることで受講者がどのように変わることができるのかまで決めてしまいましょう。
例えば、「会社員としての基本的なマナーを身に着けたい」という対象を「正しい電話応対の方法を実践できるようになる」といった内容。
他には、「集客ができなくて困っている個人事業主」という対象を「明日からできるFacebook広告の使い方を身につける」といった内容。
このように誰がどうなる講座なのかを明確にしておきましょう。
それだけではなく、講座を受講したあとにどんな行動をしてほしいのかまで設定するとようでしょう。
例えば会社に戻って、会社に戻って電話応対を実践して上司にフィードバックを受けるなどですね。
セールスが目的の場合は、問い合わせをしてもらうとか商品の購入をしてもらうといった行動を設定するとよいですね。
目標についても考えていきます。
目標というのは、講座の満足度など数字で表せるもの、最後に成果を測定するテストを実施する場合はテストの平均点数などを目標にしましょう。
セールスが目的の場合は、見込み客へつなげるための連絡先を取得できた数や個別相談へつながった数、申込みのなど目標の数字に設定しましょう。
(2)場所と日時を決める
企画ができたら次にすることは、日時を決めて場所を抑えます。
先延ばしにしないために締切を作ってしまいましょう。
先に日程と場所を押さえてしまえばあとは逆算して当日を迎えることができます。
集客の期間は余裕を持って1ヶ月半はあると良いと思います。ですからそれを考慮して日時と場所を押さえてしまいましょう。
(3)告知する
そこまできたら次は告知をしてしまいます。
そこで必要なものが、講座の「タイトルと説明文」、「告知を見てもらうメディア」です。
タイトルについては、誰がどうなる講座かをシンプルにわかるようにしてください。
説明文も基本は誰がどうなる講座なのかを説明すればOKなのですが、最低限必要なものをあげていきます。
説明文
・最初に簡潔に誰がどうなるセミナーかがわかる説明
・このセミナーで解決する悩み
・悩みの原因の説明
・悩みの解決策
・解決するとどんないいことがあるのか
・なぜその悩みが解決できるのか
講師プロフィール
日時、場所
申込方法
これを揃えてタイトルと説明文を構成していきましょう。
次に告知を見てもらうメディアについて
・Facebookでイベントページを作る
・こくちーずやストリートアカデミー、セミナー情報.comなど無料の告知サイトに掲載する。
まず最初はこれらのやり方で告知を作って公開していきましょう。
(4)集客する
告知ページを作ったら次は実際に集客をしていきましょう。
告知ページを作っただけでは基本的には人はきません。来たらラッキーくらいの気持ちでいましょう。
ですからあなた自身がこの告知ページに人を集める必要があります。
- あなたのSNSで何度かシェアをする
- 興味のありそうな知り合いに直接声をかけたりメッセージをする
- 興味のありそうな人がいる場所に行って、関係を作ってからセミナーのお知らせをする
- 集客を協力してくれそうな人に協力をお願いする
- お客さんがあつまりそうな場所でセミナーを開催させてもらえないか打診する
最初は少しの人数に来てもらえれば良いので、このようなやり方を駆使して1人でも2人でもあなたのセミナーに来てもらいましょう。
(5)セミナーを作る
次はセミナーの構成やパワーポイントのスライド資料を作っていきます。
ここでは基本的な構成をお伝えしておきます。なれるまではこの形をマネして作ってみてください。
オープニング
- 先生の自己紹介
- 参加者の自己紹介
- 今日のセミナーのテーマを伝える
- 今日のセミナーを聞いたらどうなるかを伝える
解決策
解決策1、解決策2、解決策3というように問題の解決方法を3つのポイントで解説する。
できるだけひとテーマごとにワークや振り返りの時間を入れて受講者の学びを促進しましょう。
まとめ
- 全体を振り返ってまとめる
- 受講者に感想をシェアしてもらう
- アンケートをとる
- 最後に一番大事なメッセージを伝える
この流れでつくれば初心者でも比較的、満足度の髙いセミナーが作りやすくなるでしょう。
ぜひ試してみてください。
以上、講座の作り方講座でした。