なにをすればいいの!?特技・スキルなしの人の副業ネタの見つけ方

こんにちはナシロです。(@nasiro3)
僕はコワーキングスペースでセミナー運営を企画する仕事をしています。
コワーキングスペースで働いているといろんな相談を受けることがありまして、以前こんなお話しを伺いました。
「今の会社にいるのが嫌なので自分で事業を始めたい。でもスキルも知識もないし好きなこと、やりたいこともない。でも起業したい。」
という内容。
その状態でいきなり独立するために会社を辞めることはリスクでしかないというのが僕の答えです。
会社を辞めて追い詰められたほうが起業しやすいという意見もあります。
でも追い詰められても動かない人は動かないということも実際にあって、収入の柱をなくすことは非常にハイリスクなことだと思っています。
その状況で選択肢としてありかなと思うのは、自分にあった別の企業に転職をするか、今の会社に内緒で副業を始めるかのどちらかかなと。
今回はとりあえず副業を始めようとなったので、その人に何ができるかを一緒に考えました。
この記事では、スキルも知識も好きなこともやりたいこともない人が、副業のネタをみつけるためにどうやって考えたのかを解説します。
もくじ
副業ネタの見つけ方
ネタの探し方としては、ここでは2通りの方法を説明します。
①自身の体験から探す。
すでに明確にやりたいことがあるという人の場合は、自身や身の回りの人の体験をもとにしたことをやりたいということがあります。例を上げてみましょう。
例1
過去にブラック企業で働いて苦しんでいました。今は転職して良い企業と巡り会えて苦しみから開放されました。
その過去の自分のようにブラック企業に苦しめられている人を救うために、ホワイト企業を紹介する人材紹介業を始めた。
例2
クツのサイズが29センチというとても大きな足をしていて、自分に合ったオシャレなクツがほとんどみつからなかった。
自分と同じような足が大きな人でもオシャレなクツが見つかるように、オシャレで大きなクツが見つかる専門店を開業した。
自分の過去の体験を思い出してそんな体験がなかったか考えてみてください。
ちなみにここで紹介した事例は、2つとも僕が過去に体験した経験と思いついた事業アイデアです。実行はしませんでしたけどね。
②やれることと需要のあることを組み合わせる
今回、相談を頂いた方が原体験からピンとくるネタがなかったためこちらの方法をとりました。
今の自分にできることをひたすら洗い出して、その中で需要があることをやるというやり方。
詳しくは次の見出しで説明しますね。
やれることと需要を組み合わせて副業のネタを考える
起業というのは、自分の「やりたいこと」をやるということも大事なのですが、自己満足にやりたいことをやっても需要がなければ売れません。
副業も事業を始めるということなので一緒ですよね。
なので、やりたいことと需要の重なることをやる必要があるんです。
でも、そのやりたいことというものがピンと来ない場合は、今の自分に「できること」と需要のあることの重なることをやるという考え方があります。
需要のある「できること」をひたすら数をこなすことで、経験と実績を積むことになりますよね。
それが「できること」の質の向上と別の「できること」を増やしてくれるわけです。
その流れで需要のある「できること」の回数を重ねていくうちに、「やりたいこと」が見つかる。またはムリだと思っていた「やりたいこと」が実現可能になる。という流れです。
例えばこんな感じに。
文章を書くことができる場合
文章を書くことを必要としている人に商品を作る。ライターとか、ブログの運営とか。それをしているうちに本を出すチャンスがでてきたり、雑誌から連載の話しがくるかもしれません。やれることを増やしていってチラシやホームページの文章作成の仕事ができるようになるかもしれません。
しゃべることができる場合
しゃべることを必要としている人へ商品を作る。営業代行とか講師の仕事とか。デパートとかで実演販売しているあの仕事とか。そこから広がってテレビのコメンテーターの依頼がきたり、人に喋り方を教える仕事をするようになるかもしれません。
図で説明するとこんな感じ。
ここで問題になるのは、「できること」が何もないとなった場合。今回、相談いただいた方もそう言っていました。
そんなときにどうするかというと、ひたすら自分のできることを書き出してみましょう。
今回は30個書いてもらいました。スケジュール管理が得意だとか、人の悩みを聞くことが得意だとかいろいろ出てくるんです。
マンガが好きとか早起きが得意とか仕事にならなそうなことでもなんでもいいのでひたすら出してみてください。
もしかしたら、マンガに詳しいことでその知識を必要としている人がいるかもしれません。おもしろいマンガを探している人へ向けて、マンガを紹介するメディアを作ってみるとか。
早起きが得意な人を必要としている人がいるかもしれません。朝、どうしても起きれない人へむけて、無理やり起こして上げるサービスとか。(これはちょっとムリがあるかな)あと、早起きの特技を活かして朝活イベントを主催するということもできますよね。
注意しないといけないことは、できることをただ始めるということではなくて、必ず必要とされていることとできることを組み合わせる。ということです。
ここでまた、問題がでてきましたね。需要のあることをどうやって見つけたらいいのか。
需要の探し方
個人で需要を探すときは、実際に会って話しを聞くかインターネットで調べるかのどちらかです。
リアルで探す場合
リアルの人から需要を探すときは、人から話しを聞くときに「こんなことに困っている」とか「こんなことがやりたい」という話しを直接聞けばいいと思います。
普段の会話の中にいろんな需要が落ちていたりもするんです。
「今度、旅行に行くんだけどさー、朝が早すぎて起きれる自身がないんだよねぇ」
でました、早起きのスキルが活かせる需要です。
この一人の人が困っているということは、他にも同じような悩みを持っている人は高い確率でいますよ。
その需要を無理やりビジネスに持っていこうとしたら、「どうしても早く起きれない人へむけた、スカッと気持ちよく朝を迎える講座」っていうのをやってみるとかですかね。(今度は、さっきの例よりムリがない気がする)
もう少しレベルの高い方法だと困ってそうな人が集まるところにリサーチに出向くとかもいいですね。
ナンパが得意というスキルを活かしたいという場合に、街コン会場に乗り込んで参加者から話しを聞くとか。異性を口説くときにこんなことに困っているっていうような生の声がきけますよ。これは似たようなことを実際にやっている人がいました。
インターネットで探す場合
インターネットで探す場合は、「ヤフー知恵袋」や「おしえてgoo」などのお悩みを相談するサービスを覗いてみることをおすすめします。
試しにヤフー知恵袋で「早起き」と検索してみると、やっぱりありました。どうしても早起きできないんだけどどうやったら早起きできますか?という悩みが。
そこで確認した需要へむけて、実際にその悩みや欲求を解決してあげる商品で事業を始めればいいわけです。
他には、クラウドワークスやランサーズなどのクラウドソーシングのサービスを覗いてみましょう。こんな仕事をしてほしいという需要がいっぱいありますよね。
あとは、ココナラなどのスキルを売買するサービスやストリートアカデミーなどの講座のお知らせするサービスなどで人気のあるものを探して見ましょう。それも需要のあるものと言えますよね。
物を販売する事業をしたい場合は、物販サイトで実際にどんなものが人気があるのか。自分でも実現可能なものは何かを意識しながら探してみるといいですね。
副業ネタを見つけたらあとは実行してみましょう
ここまでのやり方で、副業のネタを見つけたらあとは実行するだけです。
実際に同じようなことをやっている人を何人も探しましょう。その人たちのやり方を参考にして自分が実現できて継続可能なものをいろいろやってみてください。
コツはとりあえずやってみることです。やってみて初めて自分に合ってるか合ってないかがわかります。
知識がいることなら5冊くらい本を読んで、人に教えてみる。文章を書く仕事ならクラウドソーシングでとりあえず受注してみたり、ブログを始めてみたり。
できるだけ、お金と時間をかけずにまずは始めてみて、行けそうかどうかわかってから、よりお金と時間を掛けるようにしてみてください。