飲食チェーン店長にとって大事はことは生き残ることと退職を考えること

名城 真彦
WRITER
 
P_店長
この記事を書いている人 - WRITER -
名城 真彦
楽しく学べるセミナーマーケティングの先生。 年間500回以上のイベントを開催している名古屋のコワーキングスペースタスクールの現役店長を務める。 主催の講座やお客さまの講座を企画から運営、集客までを行っている。その活動と並行して講座を開催する講師のためのランディングページ作成の講座や作成サポートを行っています。

今の仕事楽しいですか?つらいですか?それとも両方ですか?

僕が飲食チェーンの店長をしていたときは、楽しいけどつらい。両方でした。
学生時代から接客が大好きだった勢いで飛び込んだ飲食チェーンの会社。この記事では僕の経験談として飲食チェーン業界を辞める判断をした考えを書いています。

でも、飲食業界だけではなくて会社のために自分を犠牲にしてがんばっているすべての人が、その会社で働き続けるかどうかを考えるための参考になればと思って書いています。

 

店長という仕事とは

まず、本題の前に飲食チェーンの店長とはどういう仕事かということについてお話ししますね。

飲食という業界は、慢性的な人手不足の業界。たぶん僕が現役だった10年前から今でも変わっていないと思います。
そんな慢性人手不足の業界ですから当然、社員の数も店長の数もたりていません。なので経験の浅い新人でも店長になることはめずらしくないんです。

僕のときも新卒入社して最初の夏には店長になり、手探りでお店の運営をすることになりました。

店長の仕事は、今まで一人のスタッフとしてどれだけ接客が上手でも素早い調理ができても、それだけではやっていけませんでした。

人を動かすマネジメント能力が必須になってきます。当時、経験が浅く年齢も若かった僕は当然マネジメント能力なんてありません。そんな状態ですからアルバイトともうまくやることが出来ず、すぐに辞めてしまったり全然シフトが埋まらなかったりで深刻な人手不足です。

人が足りないところは自分が頑張って働いて埋め合わせをして、それでも足りないときは人に頭をさげてシフトに入ってもらいなんとか運営していました。

月に休みはゼロ。週4回は18時間労働。3時間睡眠。もちろん残業代はつきません。サービス残業100時間は超えています。会社はそんな状況でも助けてくれません。(助けることが出来なかったのか、助ける気がなかったのかは今となってはわかりませんが)

仕事自体は好きで楽しい仕事だったのでそれでもなんとか耐えることができました。マネジメント能力もついてきたのか、お店もいい感じに回るようになり売上も昨年対比を上回るまでもってくことができました。

しかし、僕の待遇はほとんど変わりません。

店長っていうのは、運営がうまくいっていないときは全て店長個人にしわ寄せがきて、うまくいくと会社にしか利益がいかない。そんな仕事です。(もちろん全ての飲食企業がそういうわけではありません。)

飲食業界という業種は、他の業界に比べて利益が少なく運営が難しいということもあるので仕方ないといったらそうなのですが。

そんな店長にとって最も大事なことはなんでしょうか。
それは売上をあげて会社に貢献することではないと僕は思います。

では店長にとって会社に貢献すること以上に大事なことってなんでしょうか。

店長にとって大事なこと その1「生きる」

店長にとってもっとも大事なことは生き残ることです。
少し大げさに書きましたが、要するに身体も心も健康でいることです。

ただでさえ、休みも少なく長時間労働が当たり前の店長業務は心身ともに不調になりやすい仕事です。とくにメンタル面。人間、長時間労働をしても意外と体力的にはやっていけるもので頑張ることが出来ます。そのムリが続いて知らないうちにメンタル不調を起こしてしまうんではないかと思っています。

会社のために個人が心身を壊してしまうなんて絶対にあってはいけないことです。
個人が心身を壊すくらいなら売上なんて下がればいいし、そんな会社は潰れてしまえばいいと僕は思います。

まずは生き残る、心身ともに健康な状態を保つことを最優先しましょう。

現役店長時代に僕が生き残るために意識していたポイントを上げますね。

生き残るためにやるべきこと

①シフト管理に命をかける

店長の仕事はシフト管理ですべてが決まります。
良い営業をすることはもちろん、自分が店長としての業務を行ったり、休息をとるためにはシフトが管理できていることが最低条件です。シフトが管理できていないとムリな営業で売上が下がり、アルバイトは辞めていき、常に現場に立ち続けないといけなくなってしまいます。
なので常にシフト管理には気を配りましょう。

②マジメ人間は卒業する

マジメに一生懸命やることは素晴らしいことです。でも生き残るためにはムリをしないことの方が大事です。
重労働の店長業務のなか、心身ともに健康でいるために必要なことは適度にサボることです。
サボることも仕事だと思って、マジメにサボりましょう。コツは、「店長は大変だからちょっとくらいサボっていてもしょうがないよね。」ってアルバイトから思ってもらえるような関係を築くことです。

③アルバイトと良好な関係を築く

これもすごく、すごく大事なことです。個人店ならお客さんとの関係をよくすることが大事になってくるかもしれませんが、飲食チェーンの場合はお客さんよりもアルバイトと良い関係を築けていることがかなり重要になってきます。
アルバイトといい関係が築けていると、シフトに協力してくれる。注意を素直に聞いてもらえる。お店の雰囲気がよくなって売上アップしてアルバイトも増える。この好循環が発生していいことだらけです。

ここでのコツは、なあなあな関係になりすぎないこと。あくまでも店長とアルバイトっていう関係性は壊さない。あとは、店長はずっと休まず働き続けることが当たり前と思わせないこと。じゃないと普通に休憩しただけでも悪者扱いされてしまいます。これは飲食あるあるです。店長はどちらかというと現場にあまりでないことが普通って思ってもらえるくらいが丁度いい。

④自分でやらなくてもいいことはやらないと決める

店長は店長しかできない業務に時間をかけましょう。なんでも店長がやってしまうと「この作業は店長がやるものだからやらなくていいや」となってしまい、いつまでたっても大変な状態から抜け出せません。アルバイトの数は足りているのに店長の仕事がぜんぜん減らないという状況を生み出す原因になっています。

店長が本当にやらなければいけない業務に時間をさけなくなってしまいます。

発注、レジの精算、新人教育。店長じゃないといけませんか?

店長じゃなくてもやれますよね。勇気を出して任せてしまいましょう。意外と店長しかやれない業務って少ないことがわかりますよ。

最初は嫌な顔をされますが、そこは丁寧にコミュケーションをとって納得してもらいましょう。これを怠ると不満が溜まり信頼関係をそこなうので気をつけてください。

店長の仕事はコミュケーション(マネジメント)です。それが9割です。

ちなみに「自分じゃなくてもいいことはやらない」という考えは飲食を辞めた今でもすごく大事にしている考え方です。

店長にとって大事なこと その2「辞める」

次に店長にとって大事なことは会社を辞めることを検討する。ということです。
このまま今の仕事を続けるかどうかを客観的に考えるということ。必要なら第三者の意見を聞いてみてもいいと思います。

僕の場合もそうでしたが週休0日生活を続けていると、友人や家族からは当たり前のように「辞めなよ」と言われました。でも当時は、全然耳を傾けませんでした。自分が辞めたら店が回らなくなるっていう思いがあったからですね。そんな人は多いんじゃないでしょうか。

でもね。一度、今の状況を冷静に客観的に考えてほしいんです。考えた上で続けるっていう判断をするのであればアリだと思います。

ここでいくつか質問です。

・その会社を続ける理由はなんですか?(飲食で独立するための経験をつみたい、その会社にいることで自分の将来に必要な人脈を得ることができるなど)

・その会社の10年後、20年後はどうなっていますか?(昇進してマネージャーになっている?変わらず現場の店長でプライベートが全くなく過酷な生活が続いている?)

・その会社に残ることであなたは幸せになれますか?幸せな将来が想像できますか?

この3つの質問にはっきりと答えがありましたか?

あるのであれば、その会社に残ってもやっていけると思います。あなたに素晴らしい野心があるか働きやすい企業のどちらかということですね。

答えられない。なんとなくその会社で働き続けているという場合は、このままその会社に残るべきか退職するべきかを真剣に考えましょう。僕が飲食を辞めたときは、その企業でやりとげたいことはなく、まともな未来が想像できていませんでした。

飲食業(接客業全般)で得られるスキルは、実は他の業界ではほとんど使い物になりません。
年齢を重ねるまで頑張って、そこから転職しようとしても他の飲食企業か誰でもできる簡単な仕事しか選択肢がなくなってしまうんです。

ですから、できるだけ早く今の仕事を続けるか辞めるかを冷静に考えて決断しましょう。

迷いながら働き続けることは仕事効率が落ちるうえに精神的にもよくありません。

「自分が抜けたら会社に迷惑がかかる。店が回らなくなる。」

大丈夫です。それは会社の責任です。

辞めることは後ろめたいことじゃないですよ。

あたなが最も大事にするべきなものは会社じゃなくて「じぶん」

会社員として会社の利益を大事にすることは、大事なことです。会社は利益をあげるためにあなたにお給料を払っているのですから。
でも、あなたが働いてお給料をもらっている目的は、会社の利益を上げることじゃないですよね。
生きるため。生活するため。幸せになるため。ですよね。

会社で働くということはそのための手段です。なのであなたにとって1番は、最優先しないといけないことは「会社」じゃなくて「じぶん」です。

当たり前のことなんですが、マジメで一生懸命な人ほど自分を犠牲にしてムリしてしまっているんじゃないかと思います。

がんばることで報われる将来が待っているかどうかを真剣に考えてください。

明確な目標があってそのために死に物狂いでがんばる必要があるのなら、心身を壊さない程度に頑張ってみるのもアリだと思います。

そうでなくて、報われないのに心身を壊すほどムリをしなければいけない状態は絶対によくありません。

あなたは、どちらでしょうか。一度立ち止まって考えてみてください。

お知らせ

あなただけの喜ばれる講座の作り方ウェブセミナーを開催します!

講座の講座

2019年5月26日(日)10時~12時

2019年5月28日(火)20時~22時

講座の作り方のコツについてお話しします!

気になる方はこちらからご確認下さい!

この記事を書いている人 - WRITER -
名城 真彦
楽しく学べるセミナーマーケティングの先生。 年間500回以上のイベントを開催している名古屋のコワーキングスペースタスクールの現役店長を務める。 主催の講座やお客さまの講座を企画から運営、集客までを行っている。その活動と並行して講座を開催する講師のためのランディングページ作成の講座や作成サポートを行っています。

- Comments -

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

Copyright© なしろのぶろぐ , 2018 All Rights Reserved.